| 2002.03.03 |
![]() 変化の速度がますます激しくなる今日、通信回線の高速化やパソコンの普及により、インターネット環境も大きく進展している。そうした中、業界内外においても企業間の取引や、取り組みにインターネットを活用した新しい動きが目立つようになってきた。 そこで今回は、流通最前線第4回目として業界企業のBtoBへの取り組みを特集する。 |
![]() 当業界においてもインターネットのビジネスの利用はホームページの公開によるBtoCに止まらず、BtoBへと発展させる企業が増えてきた。 P&Gは「e-connect」を昨秋から開設、取引先ごとに設けた専用IDとパスワードにより、セキュリティを確保しながら、受発注データや新製品の紹介、販売促進情報などを提供している。 花王も産業用化学製品 (油脂・界面活性剤など)、業務用製品(外食・レストラン、病院・施設用製品)を紹介するビジネスユーザー向けのホームページを公開。ユニ・チャームはWeb上での資材調達を行っており、エフティ資生堂もOEMパートナーをWeb上で募集しているなど、メーカー各社がBtoBを意識した取り組みをはじめている。 一方、卸売業の場合もBtoBに積極的に進める企業が目立ってきた。中央物産は昨年3月から「e-family」「百貨店外商員様向け検索システム」を開設、やはりIDとパスワードによりファイヤーウォールを設け、「e-family」では商品情報(新製品情報・廃番情報・オススメ商品情報)、販促情報(TVCM表・生活カレンダー・暮らしの便利帳)、卸店営業情報(キャンペーン情報・特売企画)などの情報を提供。また「百貨店外商員様向け検索システム」は百貨店の外商員が条件を入れ、検索すれば詳細な商品情報が取得でき、さらに、検索した商品を同社へ見積り依頼することもできるため、外商員の業務もスピードアップし、効率的な活動に役立てることができる。また、2001年1月にオープンしたサンビックのWebサイト「e-SUNVIC 」は、リテールサポート、マーチャンダイジング、ロジスティクスの3分野のバックアップを目指し、現在も会員小売業に向けマーチャンダイジング情報を発信しているし、西日本共和でもカテゴリーごとにまとめられた新製品情報やMDカレンダー、ニューストピックスなど実務的な情報を中心に自社サイトで幅広い情報発信を行っている。 BtoBはインフラの整備とともに中小卸でも工夫次第で大きな力を発揮できるのも特長だ。茨城県の塙屋のホームページは新製品・改良品・廃番品情報や売れ筋・死に筋情報、棚割提案、TVCM表など販売店向けに充実した情報提供を行っており、高い評価を得ている。 このようにメーカー、卸はそれぞれにビジネス面でインターネットを活用する動きが目立ちはじめ、さらにそれを支えるプラネットのシングルポータルサービスなども新展開を見せている。今後、業界内でのBtoBへの取り組みは、ますます広がっていくことは間違いないだろう。
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