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| 2004.09.08 |
衣料用洗剤市場、数量が伸長も金額は前年割れ、液体洗剤への転換も進行 衣料用合成洗剤市場は、多機能タイプが着実にシェアを拡大する中で、相変わらず厳しい価格競争が続き、03年度は粉末・液体洗剤トータル実績(出荷金額)では1773億円、前年比93%となり、数量増(粉末102%、液体101%)にも拘わらず金額では大幅にポイントを落とした。特に粉末は前年比92%の約1514億円と、過去最低だった01年(1460億円)に次ぐ水準に終ったが、数量では65万5600d、102%と過去最高の数字を見せ、また、前年に過去最高を記録した液体(271億円)も、昨年は259億円、95.6%と及ばなかったが、数量では9万1800d、101%と引き続き好調を維持している。ただ、トータルで99年以来の2000億円台復活は持ち越しとなった。 衣料用洗剤市場は基本機能である洗浄力に、漂白・除菌・柔軟・香りなどの効果をプラスした複合的多機能型が主流になりつつあり、特に今年に入ってからその傾向は強くなっている。大手3社(花王、ライオン、P&G)がそれぞれ機能をプラスした改良品を主力ブランドで投入した影響も大きいが、加えて液体洗剤がポイント洗い、洗う前のケア、しわ取り効果、衣類の傷み防止などの多機能訴求が浸透して着実に拡大を見せていることも相乗的に作用している。粉末衣料用洗剤でトップブランドの「アタック」を持つ花王は、4月からダブル酵素の力でさらに驚く白さを実感できる「アタックバイオ酵素」として改良発売し、除菌効果の「アタック漂白剤in」、初のシートタイプ「アタックシート」と、白さと香りの「ニュービーズ」ブランドとともに衣料用粉末洗剤市場へ再アタック戦略と取り組んでいる。 また、皮脂汚れ分解酵素とタンパク質分解酵素の2種類の酵素で高い洗浄力を訴求する「トップ」、生乾きのイヤな臭いの元となる汚れと菌に作用するダブル分解酵素配合の「部屋干しトップ」のライオンは、両ブランドの連動で着実にシェアアップを図っており、特に部屋干しトップは梅雨のこの時期、拡販に大攻勢をかけている。 衣料用洗剤の多機能化競争に火を付けたのが、洗浄力と除菌力の「アリエールピュアクリーン」、皮脂や食べ物汚れに強い「アリエール漂白剤プラス」、柔軟剤入りの「ボールド」ブランドを持つP&Gである。特にボールドは洗剤市場で久々の大ヒットを見せたブランドとなり、この春から成分の配合を変更し(FSパウダー)、繊維に均一に付着してより柔らかく仕上げるタイプに切り替わった。 こうしたブランドの改良が続く中で、市場価格の底上げは思うように進行していない。 今年1〜4月の経産省統計でも、粉末洗剤は数量97・2%、金額98.2%とともに前年同期を下回っている。 ただ昨年は最終的に102%の数量比に対して金額が92%だったのと比較すると、4カ月数字とは言え数量と金額のポイント差が縮まってきており、市場動向と併せてこのポイント差が最終的にどうなっているのか期待がかかる。 液体洗剤、中性タイプが成長、粉末から転換増加 一方、衣料用液体洗剤はここ2〜3年予想以上の伸びを続けており、00年を100とした販売指数では、01年135・8、02年172・9、03年174・1となり、また、金額指数でも01年111.4、02年133.9、03年128と順調に推移している。 この大きな要因は、中性タイプ(おしゃれ着洗い)がホームランドリーの定着で着実に数字を伸ばしてきたことと、ヘビー用が多機能化してきたことで、粉末から液体へ転換するユーザーが確実に増えつつあるなどが挙げられる。 今年も花王から、汚れを落としながら衣類の傷みを抑え、なおかつ絡まずにしわなく洗える「液体ニュービーズウォッシュ&ケア」、ライオンからは洗浄力と除臭力を高め、部屋干しにも効果を発揮する「トップ浸透ジェル」が新発売されており、中性タイプを含めた液体衣料用洗剤市場は、ここ1〜2年の間に300億円台突入も期待されている。 それは今年1〜4月実績でも表れており、中性タイプは前年同期比数量で99%、金額で105%とますまずだが、ヘビー用は数量145%、金額133%とともに大きく伸び、1〜4月液体トータルは102億円(113%)となっており、単純に3倍すれば300億円突破となる。 ![]() |
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