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◆KHP―事業ビジョン、基本方針を公表
カネボウホームプロダクツ事業本部(岩倉昌弘本部長)は、2年後(平成20年1月)には、コーポレートブランドである“カネボウ”の使用期間が終了することから、KHPとして強いブランド・商品を確立し、カネボウから自立した確固たる事業運営を実現するため、基本方針として@ホームプロダクツ単独で生存可能な事業となるA化粧品イメージの高付加価値トイレタリーメーカーとなるBKHPの強みを活かした「ものづくり=商品」を事業の中心に据えるCすべてを「ボリューム」から「バリュー」へ転換する――の4つを掲げた。
また、KHP事業の存在意義を明確にするため、本年度より新たにKHPのキャッチフレーズを“KHPは、キレイ(K)とハッピー(H)をプロデュース(P)する会社”とし、「化粧品のDNAを持った付加価値の高いトイレタリー商品をお客に提供する会社であり、それを追及する会社」と理念付けた。
同社では、“常にお客様に貢献し、社会に貢献し、日本の発展、に貢献する会社”を目指し、今後、KHPの進む道(夢)として、「お客様の喜ぶ商品が利益を生み、その利益により社員が幸せになる。さらに高収益体制になることで、業界の発展、社会への貢献のため利益を還元する。そして、このサイクルが社会からの信用を大きくし、企業の価値が高まり、その高まった価値がさらにお客様の信頼を勝ち取り次なる購買につながる。この結果、HBCで日本を代表する企業となることが実現し、社員がプライドを持って業務に打ち込める」と述べている。
◆ライオン、RSPOに参画 持続可能なパーム油に取り組む
ライオンは、パーム油に関連する様々なステークホルダーが参加する「持続可能なパーム油のための円卓会議」(RSPO)に参画したことを発表した。
パーム油の世界的な重要性が増す一方で、農園開発による熱帯雨林の伐採や野生動物の生息地の縮小化、厳しい労働条件などの環境面・社会面での問題も顕在化している。こうした背景から、持続性をもったプランテーション開発や運営に対する、環境面・社会面での取り組みの必要性が、世界規模の自然保護NGOであるWWF(世界自然保護基金)とパーム油関連企業により提案された。その後、パーム油に関連する様々なステークホルダー(パーム油生産者、加工業者、消費財生産者、小売業者、銀行・投資者、環境・社会NGOなど)が参加する革新的な試みとして、中立的な国際非営利団体RSPOが設立され、持続可能なパーム油のための取り組みを行っている。
ライオンは、生産国の環境や社会との調和が、今後のパーム油の持続性ある供給体制に重要であるとの考えから、06年3月、RSPOへ正式加入した。今後、世界125団体(06年4月3日現在)のRSPOメンバーとともに、パーム油生産にまつわる環境面、社会面などの取り組みに積極的に参画していく。
同社は今後も、再生産可能な循環型資源の活用を推進し、人々の健康で快適な生活に貢献する製品開発に努めると同時に、パーム油生産国の環境や社会への影響に配慮し、持続可能なパーム油の生産と使用を実現していく。
RSPOは、持続性をもったパーム油産業の開発や運営を行うことを目的とした、中立的な国際非営利団体。
◆ユニ・チャーム、あせもに“表皮ブドウ球菌”の関与を実証
ユニ・チャームは4月4日、同社生活科学研究所が、徳島大学医学部皮膚科学教室、三菱化学ビーシーエルとの産学共同研究により、夏場の乳幼児に発症しやすい皮膚疾患の1つ「紅色汗疹」(あせも)に“表皮ブドウ球菌”が関与していることを実証したと発表した。
今まで汗疹は“表皮内汗管が閉塞すると汗疹が生じる”ことは定説となっていたが、その閉塞物質が細菌が分泌するものなのか、汗腺内の細胞が分泌するものなのか、あるいは細菌毒素の影響で汗管内で生成されるものなのか不明だった。
今回の研究では、被験者の同意を得た上でラップフィルムを使用して人工的に汗疹を誘発させ、微生物検査と組織検査を実施。微生物検査では、乳幼児の非汗疹部分の細菌数が10の2乗CFU/swabだったのに対し、汗疹部分は10の4乗から5乗CFU/swabと顕著に増加したこと、発症部の細菌数は、試験開始3時間から24時間後にかけて急増することが判明。さらに、非汗疹部では、表皮ブドウ球菌39%、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌11%、グラム陽性菌22%など計5種類の細菌が確認されたが、汗疹部分では表皮ブドウ球菌が73%、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌27%だけが検出され、表皮ブドウ球菌が著しく増加することが判った。一方、被験者の汗疹部位(皮膚)を光学顕微鏡(徳島大学)、電子顕微鏡(新潟大学医学部細菌学教室・山本達男教授協力)を用いて行った組織検査では、汗管内での球菌の増殖は確認できず、むしろ角質層で多数認められた。またPAS陽性物質は炎症の有無に関係なく、表皮内汗管内に見出された。
また、ラップフィルムの中に化粧品にも用いられている天然素材の「抗菌剤」を配置した試験も行われ、その結果は「被験者数は7名と少ないが、『抗菌剤』が表皮ブドウ球菌の増殖を抑制、5名の汗疹発症を抑えた」と発表された。
◆ヘアケア市場、宣伝合戦加熱 資生堂「TSUBAKI」新発売
昨年度のヘアケア市場は、ユニリーバ「ラックススーパーリッチ」、花王「アジエンス」「メリット」、P&G「パンテーン」の4大ブランドが牽引したといえるが、今春は、資生堂が大型新ブランド「TSUBAKI」で参戦。各社による大型イベント開催や話題を呼ぶ宣伝合戦により、市場が一段と活気付いている。
「TSUBAKI」は、“日本の女性は、美しい”をキャッチコピーに、ブランド名を同社の商標でもある“花椿”から取るなど、今までにないほど注力している新ブランドで、広告宣伝予算は50億円とも言われている。同社の取り組みを見ると、昨年末には流通に紹介、2月の「第6回JAPANドラッグストアショー」では来場者にサンプルを配布。3月にはブランド概要と、広告媒体に田中麗奈、上原多香子、広末涼子、仲間由紀恵、竹内結子、観月ありさという人気若手女優6名の起用、CMソングにSMAPの新曲を使用することを発表した。さらに、3月30日からは全国9大都市でサンプリングイベントを実施。東京では話題の新スポット・表参道ヒルズを“独占”した発売デビューイベントを開催し、ワイドショーやスポーツ紙などの話題を独占した。
一方、“4大ブランド”を構成するメーカーも各ブランドへの取り組みを強化しており、ユニリーバは、「ラックススーパーリッチ」を“日本発売以来初めて”(同社担当談)となる規模で改良。ブランド名を「ラックススーパーリッチシャイン」に改めるとともに、ブランドロゴを変更。中身についても〃つや効果〃を強化した。
花王は、今秋のパリを皮切りに上海、香港の中華圏、日本8都市で開催する、フランスを代表する世界的振付家ローラン・プティによるバレエ公演「ソワレ」に特別協賛する。
P&Gも、「パンテーン」のテレビCMに女優の中山美穂を起用。中山は、結婚を機に生活拠点を仏・パリに移しており、活動再開後にヘアケアのCMに出演するのは今回が初となることから、大きな話題を呼んでいる。
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